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サンバとボサノバってどう違うの?

と、最近パンデイロの生徒さんから質問されました。
日本ではよく、「テンポが早いとサンバで遅いとボサノバ」と言われたりしてますね。
これって×なんです・・・。とてもゆったりとしたサンバもあるし、早いボサノバもあるんです。
ブラジルでのボサノバの正式な呼び名は「サンバ・ボサノバ」!!
で、皆さんがメディアを通して見知っているカーニバルのサンバは正式には「サンバ・エンヘード(テーマのあるサンバ)」というのです。このほかにも「サンバ・エザウタサォン(讃歌)」とか
「サンバ・リジェイロ(小刻みサンバ)」とか色々あるんです。
で、ボサノバは「サンバ・ボサノバ(ニューウェーブ・サンバ)」とでも言ったところでしょうか?
他のジャンルの呼び方と比べて考えると、例えばジャズと言うのも色々あります。
ニューオリンズ・ジャズ/デキシー/ビバップ/スイング・・・・・
呼び名は違いますけど、皆ジャズなんです。ボサノバも同じ。サンバの一部なんです。
じゃあ細かい違いはどこに?簡単に言うとノリが違うんです。あと、ハーモニーとかメロディーの感じとか。北島三郎と氷川 きよしはどちらも演歌なんです。でも、我々、日本人にはそれぞれ違って聴こえますよね。
ブラジル人も同じ。サンバとボサノバ、ちゃんと区別しているんです。
さらに細かく言うと、ボサノバはブラジルの中産階級に流行った音楽で、景気の良い時代だったので、それが各国の中産階級の人々に伝えられて世界的に広まったといわれています。
ボサノバの歌詞には恋愛ものが非常に多く、反対にいわゆる大衆音楽としてのサンバはかなり生活に密着した、いわばワークソング的な内容の物が多いですね。
で、今の若いブラジル人に尋ねると、ボサノバはもう懐メロなんです。
日本で言うなら、太陽族の時代の流行歌、加山雄三さんとかそんな感じですか(笑)。
ブラジル人曰く、「日本人が世界で一番ボサノバに詳しい」らしいですよ。


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丸尾 一平

お!偶然ふらりと立ち寄り、目から鱗を落とさせていただきました。
あ、そうなんですか!自分もボサノバとサンバって何を持って区別しているのかと常日頃考えておったわけですが・・・(よく、ジャズとサンバが融合したのが、ボサノバとかいいますよね?)ボサノバはサンバの一つのバリエーションだと思えばいいわけですね。

ボサノバは、ブラジルでは懐メロですか・・・。
多くの日本人がボサノバに夢中になっている現状ってブラジル人には奇異に移るんでしょうかね?さしづめ、逆に、もし仮にブラジルで北島三郎やら美空ひばりがブレークしちゃったとしたら、日本人が感じるであろう感覚に近いのかも、ですな(笑)
by 丸尾 一平 (2005-03-31 11:37) 

panderista

コメント有り難うございました!
そうですね。ボサノバはサンバの一部です。さらに言うとあのボサノバ独特のパターンは実は引き算なんです。
いわゆるサンバに出て来る色々な打楽器のアンサンブルから最低限のグルーブが分かるギリギリまで、刻みをマイナスしていく。
そうして最終的に残るのが、スルドー(大太鼓)のパートとタンボリン(でんでん太鼓みたいなちっちゃな太鼓→この記事の白黒写真で叩いています。)
のパート。これだけを残して、あとは消してしまう。
でも自分の中には他のパートのイメージが残っていて、音は出ていないのにそれを人に感じさせてしまう・・・・。
うーん。高度です(笑)。

ちなみに、今ブラジルで若者の間に流行っているのは、ラップやヒップホップを自分達なりに変化させたもの。
アメリカの影響は世界中何処も一緒ですね。
by panderista (2005-04-01 07:59) 

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